エレベーター

老人ホームの一工夫

2014年6月27日 0 投稿者: 行政書士 真栄里 法務事務所

約600字(読了≒1分)

老人ホームへ

行政書士の仕事で、老人ホームへ行くことがあります。
今回おじゃました老人ホームは約80名の入居者がいるホームでした。
3回までエレベーターで上り仕事を済ませて、帰ろうとエレベーターに向かいました。
そうしたら・・・

エレベーターのボタンがない・・・

エレベーターに通常はついている
「上」
「下」
のボタンが見あたりません。
「???」
ボタンがあるはずの部分の少し上に竹ひごのような細~い棒が壁に引っかけられています。
よく見ると、エレベーターのボタンがあるはずの場所には、プラスチックのカバーが掛けられていて、そのカバーに竹ひごが通るくらいの小さな穴が開いています。
どうやら、その竹ひごをその小さな穴に入れて、奥にある「上」「下」のボタンを押す仕組みになっているようです。
これで1階に下りることが出来ます。

何故?

しかし、何故そんな仕組みになっているのでしょうか?
さすがに不思議に思い聞きましたら、ホームに住んでいる方がエレベーターのボタンを押して1階に下りて、無許可で外出をするという事件が頻発したので、それに対応するために自分たちで作成したとのことでした(沖縄は狭いとはいえ、痴呆の方の外出により結構行方不明となる方がいるようです)。
なるほどです。
無許可外出をされるかたは、判断力や記憶力が衰えているので、言っても忘れることがあります。
また、常に職員が見張るわけにもいきません。
そこで、エレベーターのボタンに上のような工夫をしていたのでした。
知恵ですね。
 
 
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