英文契約書

2014年6月4日 0 投稿者: 行政書士 真栄里 法務事務所

約1300字(読了≒2分)

大どんでん返し

「倍返し」ならぬ、「大どんでん返し」です。
自動車の売買契約が成立しました。
買主は昨日まで、自動車売買の交渉をしていたフィリピンの人ではありません。
売り手の知り合いの白人男性(御歳85歳)です。
当日に来て、銀行振出小切手で即買でした(売値も上がりました)。
現金の力は強いですねェ。

生き証人

ちなみに、その買主は、第二次世界大戦や、朝鮮戦争も経験した退役軍人でした(私が大好きな俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーに風貌や話し方が似ていました。身長は私とほぼ同じくらいでしょうか)。
片方の足を痛めていて杖をついて歩いていましたが、頭脳は明晰でした。
戦争体験の話をするときの彼の姿を見ていると、とても自分の行動にプライドを持っているんだなと思いました(そうでなければ軍人として生きてはいけないわけですが・・・)。
軍人としてのプライドが彼の幸せの元なんだと感じました(頭には軍の帽子をかぶっていました。ラグビーボールをもう少し細くしたような形の帽子です)。
まさに20世紀の生き証人です。私の人生でそのような人に会うとは思ってもみませんでした。 貴重な体験でした。
3月18日が車を引き渡す期日なので、その日にまた、彼が来ます。
自動車の所有権移転の手続きをすることになります(これが私の仕事です)。

英文契約書の作成

あと、個人間売買なので、1枚の自動車売買契約書(英文契約書)を2通作成しました(これも私の仕事です)。具体的には、

(1)売主と買主の氏名
(2)売買目的物の特定
(3)売買代金
(4)目的物の引渡時期と代金支払時期
(5)売主は現状で引き渡すこと(as is clause)
(6)各人の署名

上記の6項目だけの簡単な契約書です(しかし、重要事項は記載しています。特に「as is clause」は重要)。
お互いが署名して各自で1通ずつ保持します。
しかし、押印制度がないというのは楽ですね。ペンさえあれば良いわけですから。

小切手社会アメリカ

ちなみに、ポケットからCheck sheetを出して、すぐに値段(数字と偽造防止のためのアルファベット)とサインを書いて渡してくれました。
アメリカは、銀行振出小切手と個人振出小切手があります。けっこう、個人振出小切手も多いとのことです。
日本では考えられません。日本では、銀行は個人振出小切手を扱わないはずですが、アメリカでは扱っています。
ただ、個人振出しの場合は信用性に問題がありますから結構危険ということです。その点、銀行振出小切手であれば銀行の信用の下で発行されますから現金と同価値です。
 
ちなみに、沖縄県那覇市に所在する【真栄里孝也 行政書士事務所】では、英語での契約書も作成しております。
どうぞ、ご相談下さい。
【真栄里孝也 行政書士事務所】>英文契約書

守秘義務
行政書士である私には、下記行政書士法12条により守秘義務が課されておりますので、秘密をもらすことはございません。
どうぞご安心下さい。

行政書士法12条(秘密を守る義務)
 行政書士は、正当な理由がなく、その業務上取り扱つた事項について知り得た秘密を漏らしてはならない。行政書士でなくなつた後も、また同様とする。